nothing - 反省文。

反省文くらい真面目に書けと怒られてしまいそうですが、目薬どうぞ。つ◇
フォント小さい、色薄い、しかも長い代物になってしまい本当に申し訳ないです。フィニッシュから試合終了へ続けざまに読んでくださった方、もしいらっしゃったら本当にすみません。いきなり画面が白くなったものだから目がえらい事になってしまったのでは……。

四年半以上もの時間をかけてしまいましたが、この度ようやく完結まで行き着くことができました。開設当初から読んでくださっていた方(はいないだろなぁ)、途中から読んでくださった方。部分読みの方もつまんねーけど読んでやったよって方もとにかく、ここまでお付き合いくださって本当にありがとうございました。こうしてweb上に公開していなければ、きっと完結させることもここまで楽しんで書くこともできなかったと思います。
出来は悪いけれどなんだか愛しく思えます。こんなものでも一応形になっただけ、幸せに思います。

思えば掲載を始めたのは思春期真っ只中、無駄に湧き上がった表現衝動のまま、とにかく闇雲に殴り書くばかりでした。お見苦しいのは承知の上、このスタンスは今も変わらず、なかなか進歩のないままでいます。基本的な作法も間違ったまま、わからないことも山盛りなままですし、とても小説なんて呼べた物でもないでしょう。

と他人事のように書き連ねてはいますが、懺悔させていただきたいことも山ほどあります。こんなことをつらつらと書くのもいかがなものかとは思うのですが、お詫びさせてください。
文章力も表現力も全く未熟なままで視点の混同にも気がつかなかったり、擬音どころか記号まで多用してしまったり、人称もまともに統一できず書いてしまったり、書けば書くほどひどくなる変な癖等々。それ以前のことにおいてもまた、未だに自分でも把握できないほど文体については至らない点ばかりです。
内容についても構成力のなさに頭が痛みました。ご都合主義な展開や無理のある設定もあり、冗長な心理描写の一辺倒になってしまった部分もあるような気が……こちらについても我ながら把握できていませんが、とにかくひとりよがりに突っ走ってしまったように思います。(というかもうどうすればいいのかわかりません。終了。
更新に至ってはフィニッシュ以降実質二年近くに及ぶ停止まであり、とにかく全てにおいて読者さまにはかなりの負担となってしまった点が果てしなくあるのではないかと思います。

といった具合にこうして「それっぽい」懺悔を垂れることさえおこがましく思えるくらいに、とにかく物語をつくる力の貧弱さを痛感しております。
……しつつも今後、こういった反省点(まだまだあるでしょうが)を改善する自信はありません。本当に反省してんのかって怒られてしまいそうですが、稚拙な表現しかできない自分が情けないばかりです。

そんなこんなでありまして、二作目についてはただいま検討中です。なんて言いながら永久凍結するかもしれないし、一週間後にあっさり始めているかもしれません。できるだけ早く結論を出そうとは思いますが、なんだかとても身勝手になってしまってすみません。
もし始めたとしても相変わらずの不定期更新、文章にも内容にも進歩なく、好き勝手な殴り書きになってしまいそうな気がします……が、どうなることやら。うう。

あ、ご存知の方も多いとは思うのですが一応。試合終了に出てきた「葬式に赤い靴を履いていった女の子のお話」はアンデルセン童話の「赤いくつ」です。
勝手に何をしてるんだお前はと怒られてしまいますね。本当に子供が読んだらショック受けそうな内容の童話ですが、嫌いじゃないです。

最後にもう一度。nothingを読んでくださった全ての方、本当にありがとうございました。
出来はどうであれ、あたしにとってはとてもとても思い出深い物になりました。本当に楽しかったです。


二千六年四月七日 繭。
プレゼンツ、ふろーむ、ラブリー★なっちゃーん!(殴。撤収!